つばきウイメンズクリニック

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体外受精

体外受精・胚移植とは

体外受精の仕組み

体外受精とは正式には体外受精・胚移植(in vitro fertilization-embryo transfer: IVF-ET)と呼ばれ、卵子を卵巣から直接採取して体外で精子とかけ合わせ、得られた受精卵(胚)を母親の子宮内に戻して妊娠を成立させる治療法です。

1978年に世界ではじめての体外受精・胚移植による赤ちゃん(Louise・Brown:ルイーズ・ブラウン)がイギリスで誕生してから40年以上が経過しました。そのルイーズ・ブラウンもすでに自然妊娠・出産しており、次の世代も誕生していることになります。わが国でも現在までに体外受精・胚移植によって20万人以上の赤ちゃんが誕生しており、体外受精は技術的にも安定し、信頼性の高い治療法のひとつとして、広く施行されています。

また生殖に関わるこれらの治療法を総称して生殖補助医療(Assisted Reproductive Technology:ART)、もしくは高度生殖医療と呼んでいます。

体外受精に先立って、まず不妊原因の検索・治療が行われます。薬物による治療、腹腔鏡・子宮鏡・卵管鏡などの手術療法、人工授精など様々な方法で原因の除去に努め、極力自然に近い形での妊娠を目指すわけですが、それでも妊娠に至らない場合が体外受精の適応となります。不妊症の中で、一般不妊治療で妊娠する人の割合は約50%と言われており、そのほとんどが治療クリニック2年以内(70%以上が1年以内)で妊娠しています。従って、一般不妊治療を2年間続けても妊娠しない場合には体外受精を考慮すべきであると思われます。ただし年齢が高くなれば卵の質が悪くなったり、排卵誘発を行っても卵がなかなか発育しないなどの理由で妊娠率が低下してくるため、35歳以上では1年間の一般不妊治療で妊娠に至らない場合には、早めの体外受精を考慮します。

体外受精のメリットは妊娠率が高いだけでなく、不妊の本当の原因が明らかになることとも言えます。通常の不妊症検査で異常が見つからなかったご夫婦でも、体外受精を行ってみると、それまで判らなかった卵の質、精子の受精能力、子宮の着床環境などについて問題があるのが明らかになることが少なくありません。

当クリニックでは治療に精通した医師が卵巣刺激・採卵手術・胚移植を行います。また、現時点で考えられる最高の培養環境を整えており、熟練した胚培養士が的確な精子調整・卵子および胚操作を行います。

長い間妊娠しなかったご夫婦では、真の不妊原因が複数あることが少なくなく、根気のいる治療となってしまうこともありますが、同じ方法をただ繰り返す体外受精でなく、お一人おひとりに適した方法を選んで全力で取り組んでまいります。

 



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